2015年3月19日木曜日

SF感想会2015をやりました!


全体的に青い
全力を出しつくしたスノーフェスティバル2015、第51回韓青全国冬期講習会が終わったので、その全力っぷりを수고했어요!(”スゴヘッソヨ“ウリマルで「お疲れ様でした」)とお互い確認しあう会を先日やりました。SF感想会です。

怒涛のカート2段使用
最近の感想会は自分たちが食べたいのを作って食べることが多いので、今年も例にもれず同様にやりました。そんなわけで品揃えが良い方のスーパーまでノコノコ出かけていろいろ買い込みました。
結構歩くのに重い酒や飲み物を後先考えず買ってしまって毎回後悔するんですが、今回も予想通りこの有り様。自動車までとは言わないけど、自転車が欲しくなりますね。つかリヤカーでもいいや。

「つうか刻み方でっかくない?」
んでメニューは今回ももんじゃ焼きです。何回目だろ・・・3回目くらいかな、いよいよ手慣れた感じです。キャベツが多いので二人で分けて刻みながら出来を競う。

手慣れたもんだけど味がフラつく
そんな感じで明太子、チーズ、ベビースターなどなど入れながら全員で突っついて食べました。そうそう、キムチも忘れずに。

食べながら飲みながら、スノーフェスティバルをギュッと凝縮させた映像で振り返りながら、また残念ながら参加できなかった人にはこんな感じだったよと紹介しながら過ごしました。

졸업축하해요!
と、スノーフェスティバル楽しかったよねというのに加えて、もう一企画。
3月といえばスノーフェスティバル!それ以外ありえねえ・・・って感じではありますが、世間一般的には卒業シーズンです。学校を卒業し、それぞれ進路を進んでいく時期ということで韓青東京の卒業生を対象に、卒業축하会をやりました。
とりあえず祝賀するならケーキということで、用意しておきました。美味しい。

君にぴったりなのはコレ、君にはコレ・・・
さらに卒業生がいるなら・・・と途中参加した中央委員長からなんと卒業生に向けてプレゼントが!それぞれにぴったりな本を勧めて、さらに気前よく贈呈するという天下のamazonも腰を抜かして逃げ出すレベルのサービスっぷりです。

遅くなりましたが、생일축하합니다!
サンタのごとくプレゼントを配りまくっていた委員長ですが、そういや誕生日会できませんでしたよね、というわけで卒業祝賀会から誕生日会にクラスチェンジ。今度は委員長にプレゼントが渡されました。中身はネックマッサージャー。バリバリ使わせていただきますという青年らしからぬ発言と共に閉会していきました。

「家に帰るまでが遠足」と同様、「SF感想会までがSF」というわけで今年のスノーフェスティバルもこれでようやく終了しました。楽しかったこと、気になったことなどを確認し合いながらこれからやりたいことも話せて良かったと思います。

2015年3月9日月曜日

スノーフェスティバル2015に行ってきました!

韓青では毎年夏と冬に1回ずつ、講習会を行っています。普段ウリマル(韓国語)教室や歴史セミナー、楽器サークル等日常的にやっていますが、もっと集中的に時間をとって、たくさんの人と共に在日コリアンとしての悩みや生き方を考える場所を設けています。
青年が集まるわけですから、夏は山や海に、冬はスキー・スノーボードを楽しみ、遊び、また朝鮮の民族文化に触れられる講習会となっています。

で、今回はそれの冬の講習会、3月6~8日に開催されたスノーフェスティバル2015に東京地域から参加してきました!

定番のお茶漬け
6日の朝から始めるために、前日5日の夜に集合して深夜バスで長野県志賀に向かいます。ですがせっかくだし行く前にご飯食べていこうというわけで居酒屋へ。ちなみにスノーフェスティバル中はお酒NGですので今生の別れとばかりに飲みます。

通称「奴隷船」
ちょい飲みセットが全然ちょい飲みじゃなかった居酒屋を後にしてバスに乗り込んで現地へ。長すぎる休憩時間、狭すぎる座席など大変といえば大変ですが着いてしまえばなんてことはありません。

そんなこんなで6日朝から開会式がスタート。

ノレチドと一人一文字書かれたTシャツ
と、その前にノレ(ウリマルで「歌」という意味)指導が入ります。K-POPなど流行ってはいますが、せっかくだし韓国の歌を歌えるようになろうじゃないのというわけで、スノーフェスティバル中は決まった曲をプログラムの前に皆で歌います。今回は「한결같이(ハンギョルガッチ)」という歌で、ノレ指導担当が楽しく盛り上げます。

今年はちゃんと司会が男女ペア
ここでようやく開会式が始まります。司会の二人が高コントラストな進行でザクザク進めていきます。

履歴書風の班長団紹介
主催者挨拶や注意事項の伝達、プログラムの説明などにつづいて、班長と副班長の紹介をしていきました。

スノーフェスティバルでは全国から集まった人が地域・年齢・性別がごちゃ混ぜになったグループ(斑)に別れて3日間行動します。そのリーダーと副リーダーが班長と副班長です。

その後斑にわかれて早速ミニゲームをやって仲良くなろうというアイスブレイク企画があり、さらに斑ごとに部屋に分かれて自己紹介等してたらもう昼食です。
あんまりお腹空いてないなーと言いながらもがっつり食べていきなりゲレンデへ!スノーフェスティバルというからにはすぐさまゲレンデへ行かねばなるまい・・・というわけでスキー・スノーボードを楽しみます。

ポールまで走って戻ってくる
が、やっぱりそのまま滑りだすはずがないのが韓青のキャンプです。到着していきなり「板やボードを置いて集合!」の掛け声がかかります。スキー場なのに。
みんなばらばらと滑り始める前にレクリエーションをして準備運動も兼ねようじゃないかという粋な計らいで班対抗の2人3脚リレーをしました。終わったあと息が上がる。

まずボードの付け方から
滑れる人はそのあとガンガン滑っていきますが、スキーやスノーボードが初めての人もいるので初心者講習もきちんと。板のつけかたや倒れ方からちゃんと指導してくれます。

もう滑れるようになった
と、そんな人も最後にはリフトに乗っててっぺんまで行き、下まで滑って来れるようになりました。教えてくれた人もアドバイスを忘れずに一緒に滑っていました。

写真や動画も使って視覚的にもわかりやすい
全身動かしてお風呂も入ってご飯も食べて、もう寝るだろというところで講演が始まります。鬼か。ま、講習会という名でやってますから、一応講演があるわけです。

講演は韓青副委員長が現在に至るまで、在日同胞としてどう感じて、どう生きたか、そしてその中でこう生きると決めた経緯とこれからについて話をされました。普通に寝るだろみたいな時間にやってるのを見越して、途中途中質問が入る、参加型講演になっていました。

そしてそれを聞いて、斑ごとにみんなどう思ったかなども含めてディスカッションを行いました。それぞれ自分が生きてきた経緯が当然違う中、在日同胞としての悩みや疑問なども話し合いができたと思います。

元気出すならアントニオ猪木
もういいだろーと思うんですが、まだまだ1日目は終わりません。ここからさらに大広間でレクリエーションが始まります。
まずレクリエーション担当がドカドカっと勢いのあるオープニングをぶちかまして参加者の眠気を飛ばします。

一生懸命飛ぶ
ダァーッ!って叫びたかっただけなんじゃないのかという激しいオープニングのあと、思ったよりも地味な縄跳びリレーが始まりました。当然斑対抗。
斑全員がそれぞれ5~40回縄跳びを飛んで、先に飛び終わったほうが勝ちというもの。これは最後決勝戦までやって、大いに盛り上がりました。

問題が聞こえず「えっなになにもう一回言って?」の図
そのあと丸バツクイズが始まりました。これは個人戦ですが、最後残った人の斑にポイントが入るしくみとなっており、負けてしまった人も自分の斑の人を応援することで一体感がアップするレクリエーションです。ここまでポイントの説明が一切無いまま進んでいるのでみんなとにかく上位に行こうと頑張ります。
最後ほぼじゃんけんで結果が決まるような感じでしたが、レクリエーションはここで終わりました。

と、ここでようやく初日が終了。全員ぶっ倒れるようにぐうぐう眠りました。


民族的に生きるってなんじゃらほい
そして次の日、二日目は朝イチでいきなり講演が始まります。みんなぐっすり眠ったこともあってしっかり聞いていました。

昨日は副委員長が在日コリアンとしてどう生きるか、といった内容でしたが、この日はさらに発展させて、委員長がその私達在日同胞が生きる社会(つまり住んでいる日本・ルーツのある朝鮮半島)はどんな状況なのか、それがどう私達に影響を与えているのかということを講演しました。そしてそこで終わらず、じゃあその状況をどう変えるのか、さらに一緒に変えようといったことを話されました。
このあとまた斑で別れてディスカッションを行いました。

やってる人が一番満足そう
二日目の夜はメインイベントとも言える韓青文化マダンです。マダンとはウリマルで広場、人が集まる場所といった意味で、民族文化を皆の前で発表する場所・企画としています。
これから始まりますよというオープニングは毎年様々ですが、今年は8.6秒バズーカーのネタを全力でやっていました。ラッスンゴレライ♪

話し合った内容を全身で表現
二日間で講演を聞いて、また斑でそれぞれ話をした内容を寸劇で表現するというのもここでやります。それぞれの斑で思いの丈をぶつけるわけです。練習する時間が少ないながら、勢いでやっちゃいます。

衣装もばっちり
寸劇と別に、各地方本部ごとにそれぞれ文化発表を用意していますが、東京本部は사물놀이(サムルノリ)を発表しました。
サムルノリは朝鮮半島伝統の打楽器で構成された演目です。打楽器ということで入り口が簡単なので、練習にこれなかった人も当日のノリで一緒に出演しました。タイミングさえ分かれば大丈夫だし。

花形のプンムル
他にも構成劇やノレなど各地方ごとに様々な文化発表を行いました。文化マダンのトリはプンムルという楽器を叩きながら踊るもので、これは三重県本部が練習してきたものですが・・・。

わけわかんないけど楽しい
本当の最後の最後はそのプンムルに混ざるように、座って見ていた全員が立ち上がって歌って踊る郡舞です。みんなもう全身を使ってぐちゃぐちゃになりながら踊りました。

と、もうへとへとになるまで歌って踊って2日目が終了しました。

終わりのあいさつ
そして3日目は朝から閉会式です。委員長の閉会あいさつのほか、3日間を振り返ったり、参加者から感想をもらったりしながらスノーフェスティバルを閉会していきました。

東京名物あぶらそば
その後、バスで東京へ。途中渋滞もあって着いたら夜だったので、簡単に油そばを食べて解散しました。

というわけで今年もスノーフェスティバルが終わりましたが、初参加者も多い中それぞれ民族空間を楽しんで、学び、感じることができたのではないかなと思います。